勾配のお話。

2016-10-26　category : 屋根Q＆A, 屋根工事　

写真はイタリアの世界遺産アルベロベッロの街並みです。

トゥルッリと呼ばれるとんがり屋根が、かわいいですね。

この屋根は、なんと平らな灰色の石を円錐形に積み上げているだけなのだそうです。

地震の少ないお国柄ですね。

 

日本でも、時どき急勾配のオシャレな建物がありますね。急勾配の屋根は雨の流れが速くなるので、下地が痛んできても雨漏りしにくいというメリットがあります。屋根裏スペースが大きいので、その分、耐熱性、耐寒性も増します。そして何より、オシャレですよね。

しかしあれは、、、屋根やさん泣かせです( ;∀;)しかしプロですので、落ちそうになろうとも、足がつろうとも、足の裏にマメができようとも、きちんと仕事は致します！！

 

しかし、実は家主さん泣かせの場合もあるのです。

例えばとんがり屋根のてっぺんの瓦が一枚、破損した場合。一般的な家屋なら、瓦代と工事代で数千円の費用で済みます。

しかし、急勾配の屋根だと、足場を組まないと屋根に登れない場合があります。そうなると、瓦一枚の差し替え工事でも、数十万円の足場代がかかることになります。

ということは、無料でできるはずの点検でも、足場代がかかるということです。

家を建てる際には、メンテナンス時のことも考えたいですね。